ODA(政府開発援助)プロジェクトでベトナムの海難救助を支援 ― Viziotexが参画
- 9月12日
- 読了時間: 3分
ベトナム政府機関公式サイトで紹介されました:
日本の専門家、救難専用船へのサイドスキャンソナー設置・運用を指導

概要
2025年5月12日、ハイフォンにて、ベトナム海難救助調整センター(VMRCC)は、日本の専門家と協力し、救難専用船に搭載するサイドスキャンソナーの設置および運用について技術指導を受けました。これは、日本政府の政府開発援助(ODA)の一環で実施されている「海難救助活動用の専門設備整備プロジェクト」の一部です。
参加者

日本側専門家
・竹内俊英氏(サイスガジェット株式会社)
・猪瀬和広氏(ビジオテックス株式会社)
・松本祥子氏(オガワ精機株式会社)
ベトナム側
・VMRCC地域センターI 所長 ブイ・ホアン・ティエップ氏
・VMRCCの技術部門・資材部門の職員
・実際に運用を担う各地域センターの船員
指導内容
期間:5日間
内容:
・救難専用船へのソナー機器の設置
・運用方法とトラブル対応の実習
・捜索シミュレーションと超音波データ解析(SonarWizソフトウェア)の訓練
目的と効果
サイドスキャンソナーにより、沈没船や事故船舶の正確な位置や状態を把握できる。
これを基に最適な救難計画を立てることが可能になり、捜索効率が向上する。
捜索範囲を科学的に設定でき、遭難者発見の可能性を大幅に高めることが期待される。
プロジェクト規模
日本政府は救難船向けにサイドスキャンソナー5台と関連機材を提供
総事業費:約5億円(約1億600万ベトナムドン)
プロジェクト期間:2021年開始、2026年完了予定
コメント
この技術導入により、ベトナムは海難救助分野における能力を強化し、特に視界の悪い海底環境での捜索活動の効率化が期待されます。短期間の研修ではあるものの、実機操作やデータ解析を含む実践的な内容となっており、今後のサポートや技術更新と合わせて持続的な効果が見込まれます。


2025年5月12日、ベトナム・ハイフォンにて実施された救難船向けサイドスキャンソナー導入トレーニングが、ベトナム海難救助調整センター(VMRCC)の公式ニュースに掲載されました。
記事では、日本の専門家チームによるソナー設置・運用指導、捜索シミュレーション、データ解析研修などが紹介されており、私たちもチームの一員として参加しました。
今回の取り組みは、日本政府のODA(政府開発援助)プログラムの一環であり、ベトナムの海難救助能力強化を目的としています。
使用機材
サイスガジェット株式会社:C-MAX社製 CM2 サイドスキャンソナー
ビジオテックス株式会社:SonarWiz ソフトウェア
ビジオテックスの取り組みと今後
今回のODAプロジェクトにおいて、当社はSonarWizソフトウェアを通じたデータ解析トレーニングや技術サポートを提供し、ベトナムにおける救難船の運用能力強化に貢献しました。
ビジオテックスは、今後も最新の水中技術を活用し、国内外のパートナーと協力して安全で持続可能な海洋活動の実現を支えてまいります。



















